2020年11月17日
120周年記念式典代替行事報告
世界中を巻き込む新型コロナウイルス感染拡大のために残念ながら中止となりました、記念式典の代わりに、当初、予定していた11月13日(金)に、学校(職員・生徒)のみで校内における代替式典を行いました。生徒は各教室に入り、放送室からの放送と録画映像を使用した形での式典となりました。
大槻総務部長の司会により、牛来教頭の開会の辞により会はスタートしました。
まず、後藤校長よりご挨拶がありました。校長からは、120周年に関わる事業として、周年史P.16の武藤順九氏による記念モニュメントの改めての紹介、また、生徒用ロッカーの紹介等で、多くの方々が生徒諸君を支えてくれていること。そして、ここ50年に及ぶ二高の歴史についての話「制服自由化(1970年)、南北学区制(1977年)、宮城県沖地震(1978年)、最後の修学旅行(1989年)、100周年(2000年)、堀田会長の「あすなろの木の話」、北陵館(2001年)、男女共学(2007年)等」、また、本日配布した缶バッジ(後藤校長より全生徒へのプレゼント)についての話、そして、11月中に二高で花火をあげることの約束(二高生への激励・医療従事者への激励・仙台市民に明るさを届ける意味を込めた)などの話がありました。
続いて、実行委員会会長、大井会長より講話を頂戴しました。(ビデオ録画放映)
その講話の中で、今や3万数千人を超える卒業生の中に存在しているいわゆる偉人、逸材と呼ばれる先輩の中から今回、尊敬すべき大先輩として、柔道の技を極め、柔道界最高位十段にまで上り詰められた、母校の校訓「文武一道」の生みの親でもある三船久蔵氏(旧仙台二中三回卒)、その識見の高さから「先見開明の人」と尊敬され、最後の海軍大将として著名な井上成美(しげよし)氏(旧仙台二中七回卒)、日本山岳会を設立、後日その会長も務められた槙有恒氏(仙台二中十回卒)の三人の大先輩を紹介していただきました。そして、最後に、学術領域、政治の世界、経済の分野でも素晴らしい先輩諸兄が多数いますが、後輩諸君には、このようなスポーツや文化などの領域でも、将来社会のために大いに貢献する逸材として活躍して貰いたい、また今後母校も130年、150年と歴史を積み重ねていく中で、その礎になってほしいとの願いを現役生徒たちに伝えていただきました。
次に、小野寺PTA会長よりご挨拶をいただきました。(ビデオ録画放映)
その中で、これまで二高生は、先輩の背中を追い、後輩たちに伝えていく、北陵魂の伝承によって伝統が受け継がれてきたこと。この校風を絶やすことなく、新しい時代に対応した柔軟で賢い二高生になってもらいたいこと。このコロナ禍を何とか乗り越えてもらいたいこと。などのお話を頂戴しました。
続いて、歴代校長、歴代PTA会長、功績団体への感謝状のご紹介を牛来教頭より行いました。最後に、CDによる校歌演奏があり、牛来教頭による閉式の辞で会を閉じました。
同窓会事務局長 鈴木利明