2021年4月2日
東日本大震災から10年目という節目の年の2021年3月18日、石巻・復興祈念公園に武藤順九氏(母校20回卒)制作の慰霊モニュメント完成し、その除幕式が挙行された。
このモニュメントは創立120周年記念事業の一環として、武藤氏から母校に寄贈された朱鷺色の「CIRCRE WIND絆」の6倍大のものです。
除幕式を終え、津山への車中で改めて気付きました。
10年前被災地を訪れ、瓦礫の中に新しい生命、双葉を見つけた所が国立慰霊公園となり、その場にこの双葉をイメージした風の環が立ったことの不思議さ。
メビウスの環をテーマにして、長年作品を作ってきましたが、この表と裏が永遠に繋がっている不思議な形は この世とあの世を繋ぐ幻のゲート だという事を実感すると共に、改めて大いなる存在に導かれたと感じています。
武藤 順九