2020年9月11日
宮城県仙台第二高等学校同窓会員各位
拝啓 皆様に於かれましては、未だ衰えないコロナ禍のなか困難な生活を強いられていることとこころからお見舞いを申しあげます。また日ごろから賜っている母校同窓会活動へのご理解、ご支援にこころから深く感謝申しあげます。
ここに平成29年から鋭意準備を進め、来る11月13日に予定しておりました記念式典、記念祝賀会を中止するという大変残念なお知らせをしなければなりません。先般実行委員会内に小委員会を設置して、記念式典と記念祝賀会の開催の可否につき数多くの同窓会員諸氏から寄せられたご意見をもとに慎重に議論し、さらにその結論を本委員会に持ち上げて検討した結果、以下のような理由で「残念ながらやむなく中止」との結論にいたりました。
主な理由としては、新型コロナウイルス感染症の拡大がしばらくは終息する気配が見られないこと、秋口に掛けての生徒諸君の体調や全国から参集する同窓会員諸氏の健康安全が最優先されるべきこと、創立120周年の年が未曾有の感染症パンでミックの年であったという事実も学校の歴史の一こまであり、さらには記念式典で万が一感染が発症すれば母校の歴史に禍根を残すことになるなどです。
創立120周年記念事業実行委員会としては、周年史編纂を記念事業の中核と位置づけ、記念式典/祝賀会を中止するという苦渋の選択をいたしました。同窓会員の皆様には、この決定にご理解を賜りますようお願い申しあげますとともに、式典/祝賀会を楽しみにしておられた関係各位、特別講演予定者の加藤久氏、祝賀会ゲストの天道清貴氏、その司会役の伊藤拓氏には大変ご迷惑をお掛けすることになりましたことを深くお詫びいたします。またこれまでそれらの準備に尽力してくれていた実行委員会委員各位には、その労を心からねぎらいたいと思います。
母校仙台二高は、祝福すべき創立120周年がこのような年に巡り合ったとしても、引き続き後輩諸君の努力によって今後とも更なる発展、飛躍を遂げてくれるものと確信しています。
結びに同窓会員諸氏の今後益々のご健勝とご多幸を祈念いたしますとともに、向後とも母校の発展充実のためにご支援くださいますようお願いしてお詫びの報告とさせていただきます。
敬具
2020年9月1日
宮城県仙台第二高等学校創立120周年記念事業実行委員会会長 大井 龍司
宮城県仙台第二高等学校長 後藤 順一
宮城県仙台第二高等学校PTA会長 小野寺征博